From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Tue, 18 Jan 2005 07:40:13 +0900
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Subject: [keystone 10200] 阻止行動日誌274日目。富田晋。
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1月17日(月)
・防衛施設局による違法な強行調査に対して阻止行動を行ないました。

午前6時30分、漁港より海上座り込みを行なうために阻止船が出港。
午前7時ごろには東村、国頭、宜野座、金武、石川の海人達が集まってきました。総
勢15隻。
作業台船が来るかもしれない、その緊迫感の中で座り込みは始まります。
私はいつでも外洋に出られる用意をしていました。
海人達は「いつでも応援として俺たちを呼んでくれ。」と心強い。私達は一人ではな
い。多くの人達に支えられ、それにつながって行動する人達が大勢います。
海人達の誇りは沖縄の人々はもちろんのこと、全国で共に行動してくださっている全
ての皆様が分かち合えるものです。

午前8時30分、辺野古漁港より作業船が出港。
外洋の警戒船も4隻出ていました。海上保安庁の警戒船も1隻。「作業台船はいまだ
動きなし」との連絡を受け取る。
リーフ内でも小型船が7隻出港して、キャンプシュワブ沖で資材、作業員を乗せる準
備に入っていました。
私は第四で待機し、海人達と共にヤグラを完全に包囲し、ヤグラ内も座り込みを行な
い作業をさせない状況を作り出しました。
午前9時40分、資材、作業員を乗せた作業船がキャンプシュワブ沖を出港。一気に
緊張が走る。
外洋に目をやると大型船がブイの移動を行なっている。作業台船の周りに着くタグ
ボートが1隻が外洋に金武湾方向から現れ一緒に作業をしている模様でした。ブイは
「応用地質」と書かれており、外洋でのボーリングのための(場所指定する)ポイン
トブイだと思われます。
午前10時、第一ヤグラ、第二ヤグラに作業船が近づきました。
防衛施設局は一言も言わずにダイバーを飛び込ませ、「作業する」と作業員が言う、
いきなりの強行です。阻止行動に各ヤグラが移る。
第一ではパシィフィックコンサルタントが上げてある機材の作動をし、点検をしてい
ました。それ以外の作業は阻止しています。
第二ヤグラではサンコーコンサルタントが海底のクランプの交換を強行しました。そ
れ以上は何もさせていません。どちらもダイバーを先に飛び込ませるというやり方で
す。
第三のヤグラでも足場板を強行的に上げて一部を敷かれました。それ以降は阻止して
います。
この作業の中で作業員の責任者が「突き落としても良い」などと発言したことに強く
抗議します。暴力を黙認しただけでなく指示をしていることに他なりません。
「全員落としてでも作業する」「くくって落とせ」そんな言葉が海上で聞かれまし
た。今までこちらには2人の人が重症を負い、10人以上が打撲などの軽症を負って
います。それに対して全国的に抗議の声が上がったにも関わらずその責任を2つの業
者は認めないというのか。防衛施設局は現場責任を放棄しているとしかいいようがな
い。
パシィフィックコンサルタントは負傷者を出したことになんの責任追及も行なわず開
き直るなんていうのは許される行為ではない!!言語道断だ!!
第五は海人達の力を借り完全に作業を阻止しています。

明日は防衛庁長官がキャンプシュワブにヘリで訪れ、午後5時に辺野古を視察すると
のこと。作業台船はいまだ動きはありません。
通常の作業は行なわれるものと思われます。