【前門晃】琉球大学岩文学部教授
○平成1も年1月15日

1 1973〜74年頃の辺野古地先にある平島、長島の周辺には枝サンゴ、テーブルサンゴが分布していた。資料を見るとサンゴがほとんど分布していないようだが、だとすれば、今分布するサンゴは、かろうじて生きている状態だと思われる。
 サンゴが健全であれば、外からの影響に対してある程度の抵抗力もあるであるうが、かろうじて生きているところであれば、僅かな環境の変化に対しても影響を受けるおそれがある。
 
2 施設局が前に調査した地資図を見ると、嘉陽層の上に沖積層があり、奇異に見える。普通なら琉球層群とでもなるのであろうが、もし、これが本当に沖積層だとすれば、ポーリング調査による濁りの程度が強くなるおそれがある。