From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Thu, 25 Nov 2004 23:40:42 +0900

Subject: [keystone 9909] 阻止行動日誌222日。富田晋。
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11月25日(木)
・防衛施設局による違法な強行調査に対して阻止行動を行ないました。

午前7時、昨日と同じようにカヌー隊を5ポイントへと運びました。
5ポイント全てに人を配置し、海上座り込みの開始です。
防衛施設局は「今日は掘削作業はせず、足場建設の完成を目指す。」としていまし
た。海上での警戒は強まります。
私はカヌー隊をポイントへ運ぶ度に無事を願わずにはいられません。海の上では何が
あってもおかしくはない。船長を初めて最初に学んだことです。さらに作業船なりが
カヌー隊に対して危険な行為を繰り返している現実があります。「全員が生きて、生
き抜いて帰ってくる。」これは船長の義務です。辺野古の海の豊かな生命がカヌー隊
を守ってくれているようです。
そして海人達の助けもあり、海上保安庁の助けもあり、カヌー隊及び阻止船は海上座
り込みを始めて今まで生命の危険にさらされずに済んでいることを思います。
色々な違い、相容れない部分は多々ありますが、お互いに人間であり最終的に海の上
では助け合わない限り危険だと知っているからこそ気を配りあっていることを感じま
す。

午後7時50分、辺野古漁港より警戒船が出発。すぐさまカヌー隊が守っているポイ
ントへと入ってきました。
午前9時前には作業船にダイバー、作業員が乗せられポイントへと向かってきまし
た。
足場がほぼ完成されている足場には5名のカヌー隊が守っていましたが、作業員は1
0名をやぐらに配置させて作業の強行に入ってきます。
カヌー隊1人を3人で押さえ込むというやり方で資材をやぐらへ入れようとしてきま
す。カヌー隊は絶対に負けない。羽交い絞めにされながらも両手を押さえられれば足
を使い、足をとられれば体の他の部分を使い立ち向かいやぐらへの資材搬入を止めま
した。
その攻防が午前、午後と5ポイント全てで行なわれ、防衛施設局が行なったのは足場
板を幾つか入れたということと補強のための鉄パイプを通した程度でした。
一日で終わるはずのやぐら建設作業は一週間以上にわたって行なわれています。そし
てその全てを現在カヌー隊が止め続けています。
午後3時30分、作業船は引き揚げていきました。一日が終わるとカヌー隊と作業員
は「お疲れさま」と声を掛け合います。普段は罵声が浴びさせられたり、押さえ込ま
れたりということがありますが、こんな理不尽な作業さえなければ私達は分かり合え
るはずだと確認しあっています。

終わるとおばぁ達が「ホット玄米ドリンク(しょうがと黒糖入り!!)」を用意してくれ
ていました。う〜〜んおいしい。あったまる〜♪
「ちゃんと休みんしゃいよ。」と声をかけられました。グワッチーサビタン。
さぁ、明日もがんばるぞぉーー!!