From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Thu, 25 Nov 2004 23:39:57 +0900

Subject: [keystone 9908] 阻止行動221日日誌。富田晋。
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11月24日(水)
・防衛施設局による強行調査はありませんでした。

午前7時、カヌー隊及び阻止船が出発。海上に建てられた簡易足場5ポイントにそれ
ぞれカヌー隊が海上座り込みを開始しました。
阻止船も配置に着き、作業船が来る時に備えました。海上はとても波が荒くリーフ内
においても2・5m〜3m。外洋では6mに達する高波です。
とてもじゃないですがスパット台船が掘削作業に入れる状況ではありませんでした。
海上の5ポイントを私達が全て海上座り込みを行なっている様相は圧巻でした。海上
を自分達の解放区に。といった感じです。
作業は高波の性もあり、私達が5ポイントのポイントをおさえていたこともあり、午
後1時30分には防衛施設局から「今日の作業は中止」の発表がありました。海上座
り込みから歓声の声。「やったぁーー!!」

午後2時には海上座り込みは警戒を解き、陸上の座り込みへと戻りました。
カヌー隊、阻止船の人達は早めに切り上げ休むため家に帰りました。

県の審査委員会は「ボーリング調査は環境アセスメント法の手続きが済んでから」と
の見解を審査会で決定事項として提案していたにも関わらず、それを覆し、「ボーリ
ング調査は環境アセスメントに当たらない」との見解を示しました。
この間にスパット台船によって環境アセスメント法の中で「岩礁破砕」にあたるサン
ゴ礁の破壊を目の当たりにしても、「環境アセスメント法には当たらない」というこ
とが言えるのでしょうか。矛盾しています。
防衛施設局はこの調査を正当化するためにあらゆる手段を使って沖縄の80%にもな
る「基地建設反対」の思いを切り崩そうとしています。
今、全国的な広がりの中でこの基地建設が全く正当性のないことは明らかになってい
ます。そして世界でも世界自然保護協会「IUCN」が「ジュゴン保護決議」を上げ、ア
メリカの400にもなる自然保護団体がジュゴンを守れと米政府要求しています。さ
らに、韓国やアメリカの労働組合が基地建設問題を一緒に解決するために立ち上がり
始めました。
海上において私達が人間性を保ち、作業員の人間性への訴えをし、阻止行動をしてい
るは私達が戦争や差別を失くすための体言です。
それを防衛施設局は「過激」などとくくりつけて人々にアピールを始めています。
こんな圧力を跳ね除けて今日も海を守り通しました。
辺野古へさらに人々の支持を集めなければなりません。それが海上にいるカヌー隊、
阻止船を守ることです。広げましょう!!