From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Thu, 11 Nov 2004 21:39:30 +0900

Subject: [keystone 9829] 辺野古座り込みより皆様へ。
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org

辺野古へ集まってください!!



9月9日以降、防衛施設局は違法なボーリングの予備調査を強行しました。

国が基地建設のためのボーリング調査を4月19日に強行と、良心ある人々による阻
止。さらに「違法なボーリング調査の中止」「基地建設の白紙撤回」「住民説明会」
を求めて144日間に渡る座り込みによってボーリング調査を止め続けていたにも関
わらずです!!

「住民説明会」は「誰もが聞けるものにして欲しい」と要求していましたが、防衛施
設局は入場を200名に限定し、一部の行政委員会だけへの説明会を企画しました。
その説明会には150人しか集まらず、会場の外では200名以上の住民が「ボーリ
ング調査のための既成事実作りだ」と抗議をしていました。

「基地建設の白紙撤回」は辺野古の住民によって作られた“命を守る会”が8年間に
渡って訴えてきました。7年前に名護市民は「大事なことはみんなで決めよう」と基
地建設に対して市民投票を行なって過半数が「基地はいらない」と答えを出したので
す。それを国は8年間無視してきました。



9月9日、防衛施設局は卑怯にも辺野古から直接出ることはせずに米軍海兵隊基地
キャンプシュワブに資材を積み込み、さらに作業船「未来」「ゆいまーる」の2隻を
那覇よりも南部の佐敷町馬天港から出港させました。そういう理不尽な国に対して辺
野古に住む人々や沖縄全体から集まった人々、県外から集まった人々が座り込みを4
00人で埋め尽くし、陸上からの資材の搬入を止めました。現在にいたるまで陸上で
は漁港入り口での座り込みをし、キャンプシュワブゲート前(資材を基地内から積み
出しています)で座り込みをし、海上では船を出し、カヌーを出し、海中にダイバー
を出して止めに入ってきました。

9月から11月まで防衛施設局によってダイバーが潜り海底を確認する「潜水調
査」、潜ったダイバーによる不発弾の調査「磁気探査」が行なわれています。

土日、祝日以外は毎日のように調査船がきます。70代のおばぁもカヌーで阻止行動
をしています。

9月28日の防衛施設局は定期記者懇談会で「阻止行動によって調査が阻まれてい
る」ことを認め、10月28日の定期記者懇談会では「磁器探査を30ポイント終わ
らせた」と発表しました。

前期分のボーリング36箇所の磁器探査を終わらせたという発表は11月12日に
なってからです。

今、ボーリング調査のくい打ちが始まろうとしています。中城湾では一基のボーリン
グ機材が作業船に積み込まれ、あと一基が中城湾港のヤードにあります。

日米政府は「米軍再編」と言って、建設、使用まで16年もかかる基地を辺野古に作
ろうとしています。海外へ沖縄から派兵した米兵達はイラクで、フィリピンで、アフ
ガンで、人々を殺戮しています。

私達は人殺しの基地はいらない、未来の子供達に豊かな沖縄を残したいのです。

私達は腰が痛くとも、足が痛くとも「子や孫小達のために・・」「人柱になってでも
・・」と言って基地建設を阻んできたおじぃ、おばぁ達の思いを受け継いで基地建設
を止めます。

そのために多くの人の力が必要です。海上で止めに入る行動に参加して下さい。座り
込みに参加して下さい。座り込みに行けないという状況がある方は周りに自分の代わ
りに動いてくれる人達へ呼びかけてください。



 来週からボーリング調査くい打ちが始まろうとしています。今、辺野古にはこの文
章を読んだあなたの力が必要です。この調査は一人一人の力が阻むものとなっていま
す。宜野湾市民大会では「辺野古移設では解決しない」と3万人が集まり、決議され
ています。県民の8割が私達の行動を支持しています。自信を持って辺野古の阻止行
動に参加して下さい。絶対に止められます。辺野古に集まってください。