From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Sat, 23 Oct 2004 23:28:45 +0900

Subject: [keystone 9716] 阻止行動日誌186日目。富田晋。
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10月21日(木)
・台風による余波で阻止行動は行なわれませんでした。

今朝の新聞には「台風23号により46人死亡、48人が不明」とありました。台風
による被害が確実に広がっています。
平和を願い行動することと共に自然災害での甚大な被害は私達に大きな課題を突きつ
けていると感じています。
今日は防衛施設局側も作業に手が付けられませんでした。防衛施設局が調査の主力を
出港させている馬天港は船が台風によってなぎ倒され、転覆している船が相次いだと
のこと。辺野古漁港は全ての船を陸に上げているので被害はなかったものの、沖縄の
漁港及び周辺地域は農業にも甚大な被害を与えています。
10億円以上の被害が農作物に出たとの情報がありました。
台風での被害への救助が遅れていたことがニュースを見て伺えました。バスの上に取
り残された人々が56時間後に救助されたとありました。

辺野古でも漁港周辺の家々で浸水があった場所がありました。
今日はおばぁ達の家で浸水があった場所に行き、畳を上げたりという作業もありまし
た。事務所はなんともありませんでした。

今日は座り込みを建て直し、平常の座り込みへ戻りました。台風の後で人は少なかっ
たものの、ゆっくりとした一日です。

今回の台風では波が漁港を飲み込み道路や家々にまで浸水するということがありまし
た。基地建設が行なわれればその防波堤によって「ただの波」が「津波」となり、周
辺の地域へと襲い掛かっていきます。海は今、私達の生活を守っています。そのこと
を台風によって肌で感じます。リーフによって多くの波はさえぎられ、防風林によっ
て畑の被害は最小限になります。それでもすごいですが。
基地建設や泡瀬の埋め立て、佐敷干潟埋め立て、塩屋湾の埋め立て、西表のリゾート
開発、離島開発、中城湾の埋め立て、などの開発は沖縄に大変な状況を呼び起こす可
能性がとても強いということが分かってきています。