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Date: Mon, 27 Sep 2004 21:09:36 +0900

Subject: [keystone 9536] 阻止行動161日目。最大の自然破壊「基地建設」
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9月26日(日)
・調査船は土日ということもあり、出ませんでした。

昨日と同じく、今日も台風のため座り込みは事務所前・・・と思っていたら、事務所
前の雨よけの張りが暴風できしみ始めました。「やべぇ」と思い、座り込みに午前中
に来ていた何人かの人とひもを解いて張りをめくる。こうしないと張りが暴風の力を
元に鉄筋を持ち上げて大変なことになりかねません。
しょうがないので事務所内での座り込みとなりました。

しかし、台風の中でも土日ということもあり、「県民大会に合わせて来た」という人
もおり、たくさんの来訪者がありました。
「普段は仕事で土日しか来れません。自分の生活の場で出来ることをやっていこうと
思っています。土日は顔を出します。」という人や「今の状況はどうなっているので
すか!」と駆け込んでくる人もいました。

帰り際に来たおじさんは「私は学生の頃、一生懸命基地を撤去するために運動してい
たんだよ。」と話してくれました。
「今は自然保護の方に取り組んでいる。"まがたま"という木を知っているかね?」と
聞かれました。「いえ。」
「"まがたま"は20年前に自然保護団体によって5万3千本確認されているのだよ。
ところが2000年に入って何本になったと思いますか?」
「うーーーん。2万本ぐらいですかね。」
「たったの3本さ。"まがたま"という木は20年前はたくさんいた。なぜか。沖縄に
あられが降っていたという話しは聞いたことがあるね。"あられ"は気温が3度〜6度
になると降るのだけれども、その3度〜6度の間に"まがたま"は種を発芽させる。こ
の20年で沖縄の気温は10度以下にならなくなっているんですよ。つまり、"まが
たま"の種子は発芽出来ない。春になると目覚めて芽吹くはずの木が種子の発芽がな
いため出来なくなったんだ。」
「・・・・そんなに気温が上がっているのですか。」
「もう少し、例を上げると、沖縄の海の潮位は20年間で2センチ上がった。沖縄県
はこれを"誤差"として片付けているがね。」
「そういえば異常潮位というのがありましたよね。あれはびっくりしましたが。」
「うん。その県が"誤差"とした潮位は私達の20年間に渡るデータをもとにしてみる
と違う。さらに、10年間で1センチ上がるという計算ではなく、2乗されていくこ
とが分かっている。今後10年で4センチも上がる可能性があるんですよ。」
「大変なことです。それは。ある学者の話を聞いたことがありますが、人間が生きて
いる現在の地球はこのまま行くと500年続かないとか。」
「このままではね。この温度の上昇を止めることは出来る。これ以上沖縄の緑を破壊
させないこと。そして海を潰さないことだ。だから、私は基地建設に反対しているの
ですよ。」
「そうですね。戦争や基地建設は地球を破壊する最たるものですもんね。」
「その通り。」
具体的に聞くと、本当にびっくりすることばかりでした。
自然破壊が以上続くと地球が完全に破壊されるということは現実に迫っていることだ
とおじさんの話を聞いて感じました。

地球を守るためにも基地建設を辞めさせましょう。