From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Sat, 18 Sep 2004 19:32:36 +0900

Subject: [keystone 9464] 阻止行動153日目。土日のため調査はありませんでした。
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9月18日(土)
・今日は調査はありませんでした。

土日のため調査はありませんでした。座り込みはいつも通り継続されています。
辺野古漁港が静かで、座り込み参加者からは「辺野古って静かなんだなぁ」という声
が聞こえてきました。
いつもとは違う異常な事態が続いている辺野古。「調査」は辺野古の人達の生活を破
壊しています。その中で地域の人達は当然ストレスも溜まる、静かに見える辺野古は
決して静かではないのだと感じています。
この状況を変えることに必死に、しかし焦らず、自分を見失わずに闘っていきなさい
と静かな辺野古は切々と語りかけてきています。
漁民の人達の中には漁に出て行く人もいました。本当に久しぶりに普段の辺野古で
す。

座り込みでは三線も弾かれ、支援者もたくさん集い、にぎやかな雰囲気がありまし
た。今日は少し緊張をほどき、おにぎりを食べながらゆんたくが続いていました。

午後、県の職員が来て「おにひとでの聞き取り調査です。状況を教えてください。」
と話しかけてきました。「おにひとでについては海人達がよく知っていますよ。」と
声をかける。隣にいた人から「辺野古はでっかいおにひとでが来るよ。ボーリングの
やぐらはサンゴ礁を破壊するでかいおにひとでさ。」と一言。
職員の方に状況を説明すると、少し慌てて「あっ、、これから海上でおにひとでの調
査をするんです。1隻だけですが、ボーリングとは関係がないので船は出動しないで
くださいね。」と話す。そんなことがあったら慌てて船を出すところでした。
先に言ってくれてよかった。

船に詳しい保さんと2人で船のエンジンの手入れをしました。あれだけの操業をして
いるのでプラグがだめになっていたりしていました。それだけ海上阻止線が激しいと
いうことでしょうか。船にとても愛着が湧きます。「こいつがいるお陰で海を守れ
る。」傷が1つ増える度に少し悲しく、ゴシゴシと船を洗っています。人間だけじゃ
なく船にもお疲れさん。休んでな。
保さんが少し手入れしたら船のエンジンがうれしそうにうなっていました。保さんて
すごい。もっと船のことを勉強して、海に慣れ、船長としてもっと動けるようになり
たいと思います。
でもゆっくり釣りがしたいなぁ。船って闘うためにあるんじゃない。そんな消耗品
じゃない。人が魚を捕って生きていくためにずっと歴史と人が作ってきたものです。
昔、人は船で島を渡り世界をつなぎ文化や歴史が作られていったはずです。
しかし、今はこの船に乗って闘い、その歴史や文化をつなげるために、未来を守りた
いと考えます。

またいつの日か海人達と魚の話をして魚の捕り方を教わり、豊かに暮らしたい。その
日は近い。そのために今がある。