From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Thu, 16 Sep 2004 19:17:34 +0900

Subject: [keystone 9435] 阻止行動151日目。海上阻止行動報告。
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9月16日(水)
・防衛施設局の船が体当たりしてきた!!5本のブイを阻止。

午前中「沖特委(超党派の沖縄特別委員会)」がキャンプシュワブ内から辺野古視察
を行なうということで、カヌー隊、抗議船を出し訴えました。
防衛施設局「現場監督事務所(キャンプシュワブ内の一等地にある)」の横で議員が説
明を受けているのが分かる。
抗議船3隻が船首にスピーカーを取り付け「この海は埋め立てさせない」「生命の海
は宝です。基地建設のために埋め立てさせないで欲しい。」と呼びかける。
力のこもった訴えが続きました。
その沖特委に参加していた赤嶺政賢氏からは「良い訴えでした。海からの訴えに心に
響く人もいただろう。100点満点の行動でした。」と電報が届いていました。
防衛施設局は「阻止行動」で阻止されているところを国会議員に見せないために午前
中は作業をしませんでした。

「午後に調査が入る」という情報が入り、ボートを出し、午後を待った。
しかし、午後を待たずして午前11時30分に辺野古漁港を漁船が出港。昼飯を詰め
込んでさくら丸に乗り込んだ。
抗議船2隻はリーフ内で6隻の作業船への阻止行動。カヌー隊はポイントブイに張り
付きリーフ内での潜水調査を阻止。
私は外洋に出た。いまだ作業船は到着をしていなかったので漁船だけがぽつんぽつん
と停泊していました。
午前12時30分に作業船「未来」が北から航行してくるのが見える。北から来たの
はキャンプシュワブに資材を積みに寄っていたからだと考えられます。「未来」を追
う。
私達が近づくと逃げる。それが30分以上続き、今度は作業船「ゆいまーる」が調査
海域へと侵入してきた。
「未来」を追い立てた後に「ゆいまーる」がいるマナヌ岩近くまで行く。その「ゆい
まーる」は作業を開始。二つブロックがくっついたブイを落とし始めました。
「やめろー!!」と声を上げる。船は阻止行動に移る。すると防衛施設局の船、「第8
きく丸」がしきりに幅寄せをし、追突を促し、後ろからわざと近づいてくる。「第8
きく丸」の船首には昨日漁民の船の船首で指示をだしていた業者か施設局員が立って
いる。まさに意識的に追突や幅寄せを促していた。
危険。と思うところはさけ、また阻止行動をする。その繰り返しが続く。
「ゆいまーる」は私達の抵抗に対応できなくなり、沖合いへ敗走。追いかける。私達
は「ゆいまーる」の横からスピーカーを使って訴えを繰り返していた。その時だ。
「第8きく丸」が無理やり「ゆいまーる」と私達の船に割って入ってきた。私の船と
「きく丸」は1メートルも離れていない上、死角から前へ飛び出し、私達の向いてい
る方向に走りこんできた。完全に違法な行為である。そして私達に対する「脅し」で
あろう。そんなものなんの効果もない。またすぐに追走をし、沖合い5キロ地点まで
「ゆいまーる」を追い出した。
しばらく「ゆいまーる」を見張っていると、今度は「未来」の動きが活発になった。
急いでマナヌ岩にいる「未来」へ向かう。見ると「未来」含む4隻の他に小型船舶が
3隻来ていた。なんらかの作業をしている。小型船舶3隻の作業を中断させ調査区域
から離させた。
「未来」がいるマナヌ岩付近に帰ってくると、「ゆいまーる」が合流し、大型船舶8
隻にさくら丸が囲まれた。いわゆる「脅し」なのでしょう。さきほどに続いて、「こ
いつを潰す」という行動に出ていることは明らかでした。
しかし、そこで闘ってこそ阻止行動なのです。10隻こようが、20隻が相手だろう
が、立ち向かってこそ辺野古海上の阻止線です。
船長は何よりも乗組員の生命を優先します。もちろん無理はせずに行動をしていま
す。激しいことを言ってますが、確実に冷静な対処と責任ある行動で海上阻止行動は
戦われています。
8隻いた船を撹乱させ、分散させ阻止行動を展開。「ゆいまーる」の撃退に成功す
る。
それからは海上で「ゆいまーる」が入ってこないか監視し、作業が終わる午後4時ま
で待機していました。

今日はブイが5個落とされましたが、5個阻止しました。確実に阻止しています。今
日も勝った!そのことを明日へとつなげよう!!