From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Mon, 13 Sep 2004 20:06:34 +0900

Subject: [keystone 9387] 阻止行動148日。阻止行動で調査を阻止!!
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9月13日(月)
・12日宜野湾市民集会の後にも係らず防衛施設局は調査船を出してきました。全て
ではありませんが、大半を阻止したと言って良い状況が今日巻き起こりました。これ
こそが「阻止行動」です!!

まず、午前中に防衛施設局が船を出したとの情報があり、私は船の整備に追われてい
ました。
防衛施設局は辺野古の陸上には沖縄の怒りに恐れおののき手が出せない。そして言い
訳にも似た形で辺野古の漁船をチャーターしている。さらに、主体となる「作業船」
は那覇や佐敷といった南部からしか出せていない。宜野湾から先は(表現が適切か分
かりませんが)「解放区」と化している。そのことも踏まえなければなりません。

今日は海に出ました。その時の報告をメールで流しました。そのまま乗っけます。
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13時29分報告。

抗議船の阻止行動によって、具体的な作業はまだ
着手されていません。

マナヌ岩左20M 、沖合い50Mの地点に作業船「ゆいまーる」、警戒船2隻、監視船1隻
が待機しています。こちらの抗議船4隻は、作業船に対して阻止行動を展開。作業船1
隻は船体にダイバー1人、タンク1つ、ブイ3つを積んでいました。
作業船「ゆいまーる」から南に1キロ行った地点に作業船「みらい」が停泊し、ほか
に、警戒船2隻、監視船1隻が停泊。抗議船が作業船「みらい」に向かって直進したと
ころ、「みらい」は沖合いに逃走。すぐに「みらい」がダミーだと気づいたが、船体
に載っている物資の確認のため追いかけました。船体には、ブイが3つ載っているだ
けでした。
その後、マナヌ岩近くに戻りましたが、他の抗議船が作業船本体を阻止しているた
め、作業している様子はありません。
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その後の状況を書きます。
さきほどの作業船本体への阻止線は突破さ
れたと情報が入る。
マナヌ岩近くにいた作業船「ゆいまーる」も調査をしている様子がなく、「ダミー」
だと気づき、リーフ内に入り作業をしている「本体」を追った。
すると長島、平島の近くに海上保安庁のゴムボートが2艇警戒をしていた。
私達はすぐに「ここだ」と感じ取る。あたりを見回すと、抗議船2艇がそこに集結し
ている。私達はさらに走行し、「作業ヤード(基地建設のための作業現場)建設」が計
画されている大浦湾まで行く。するとそこに6艇もの漁船が集まり、なにやらの作業
を開始している。

私達は覚悟してその中に突っ込む。
6艇の間に入りマイクをにぎり「帰れー!!」と叫ぶ。私達の相手は決して漁民ではな
い。悪魔で防衛施設局(国)なのである。この叫びは国に対しての沖縄の怒りの象徴。
6艇の内の3艇は私達が来るのを見ると慌ててその場を離れ沖合いへと航行した。
残りの3艇を追い込む。「あなた達は人殺しへの加担をしている。そのことを人とし
てどう感じている。昨日の3万人の怒りを受止めているのか!!」叫びはいっそう力強
さを増す。絶対に許さない。「これは沖縄に対しての挑戦である(宜野湾市民集会決
議文)」人の生命がかかっている。私達が止められなければ何万人もの人達の生命が
奪われる。力がこもる。
私達は譲らず叫び続けた。防衛施設局はしきりに電話をしていて、ビデオを廻してい
る。20分が経ち動き始めた。
防衛施設局が乗る漁船はすぐ近くにある「キャンプ・シュワブ」の簡易桟橋へと逃げ
込む。私達は追い詰め、さらに怒りの声を上げた。
桟橋には防衛施設局員、警察、ガードマン、米兵(遠巻き)がいる。資材を降ろしそそ
くさと帰っていった。
今日は完全に勝った。3万人の怒りは確実に国を追い込んでいる。
帰ってきた私達に誰もが勝利したという満面の笑みで迎えてくれました。おばぁ達も
「ごくろうさん。がんばってきたねぇ。」と声をかけてくれました。

今日は勝ちました。明日も勝とう。陸上でかんばる人達、海上でがんばる人達が必要
です。たくさんの人達が辺野古に集まってくれるようにお願いいたします。