From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Tue, 17 Aug 2004 23:11:04 +0900

Subject: [keystone 9167] 阻止行動日誌120日目
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8月16日(月)
・防衛施設局は来ませんでした。

台風のためだんだんと風も強くなってきています。なんとか、テントを立ち上げて今
日も漁港入り口で座り込み。
座り込みは一日で80人ほどが訪れていました。

昨日の報道で「辺野古移設検討も考えたあらゆることを検討する」とした牧野副知事
は今日になって一変。「辺野古基地建設に関して県のこれまでの方針に変わりはな
い。普天間基地返還は分散移転も含めて求めていく。」とした。ペテン師というのは
こういう人を言うのでしょうか。「政治家とはこんなもんだ」とみな口々に言ってい
ます。
普天間分散移転なんていうが、そんなもののどこに現実的な部分があるというのだろ
うか。飛行場は分散してしまったらその機能を失う。詐欺師の塊だ。
「辺野古移設が現実的」という与党の政治家は何を見ているのだろうか。私達は現実
的に辺野古基地建設を止めている。そして今回の事件で沖縄の人達の思いは爆発して
いる。事件の少し前の世論調査で7%(タイムス)〜10%(新報)しか辺野古移設
を賛成していないと出ている。この現実をどう受止めているのか。
おばぁ達の苦しみを、怒りを、思いを、何を見ているんだ!!少しも伝わっていない
というのか!人々を殺して何を得るんだ!人々の思いをないがしろにして何が政治家
だ!!強行するというのなら、その上で止めてみせる。

先週来た関西の人達に私からレクチャーをさせていただいたのですが、一人一人から
反応がありました。
「明日は戦跡めぐりなどの予定があるのですが、ここに来たいと思います。それを関
西で繋げて行きたい。」50代の女性
「私は教育者です。生徒たちに訴え、伝えていくのもだんだんと厳しくなっている現
状があります。しかし、やはりここのことを伝え”今を生きることが希望を持てる一
歩”なんだと教えたい。私の生徒の親は大半が自衛官です。”今やらなければいつや
るのか”その言葉を重く受止めたいと思います。」40代の男性
「関西を現場に変えます!!これからは私達が頑張る番です。」20代の女性
「私は親戚がみな、沖縄人です。私も沖縄人と大和人とのハーフです。とても思いが
あります。帰って早速講演会などでここで聞いた思いを含めてうったえさせていただ
きたいです。」
70代の女性
大阪で頑張っている亜季ちゃんや私達と一緒に生きようとしている若い世代の人達の
行動を話したことが大きかったように思います。「一人が引き受けることが状況を変
える」そのことが多くの人達に伝わり、そして実践する人が増えれば時代は動き出し
ます。

沖縄国際大学の米軍へり墜落事件の抗議のために平良夏芽さんを含む沖縄教区の代表
者4人が沖縄米総領事館に抗議、要請行動を行いました。
いつもよりも県警の警備も厳重だったとのことです。要請行動の際には米総領事は会
おうとせず、担当者の沖縄人が出てきて対応。大統領の謝罪を求めたということで
す。

東京でも墜落事件への抗議で一日行動がありました。
朝の国会前座り込みから始まり、12時からは国会前抗議集会。この時点では30人
ほどが集まっていたようです。4時30分まで国会前でヨッシーとジュゴンの家のラ
イブや色々なことをしながら訴え、午後4時30分ら大使館前まで抗議のデモ。大使
館前には50名〜60名ほどが集まり、抗議集会。その後、防衛庁前に移動して10
0名ほどで抗議集会を開いたようです。
詳しくは下記(オープンスペース街)のホームページにアクセス。
http://www52.tok2.com/home2/shiencenteryui/2004.8.6.html

以下、1フィート運動の会の抗議、要請文。

沖縄国際大学への米軍へり墜落事故に抗議し、
       普天間基地の即時無条件返還に関する要請


8月13日午後2時過ぎ、米海兵隊の大型輸送ヘリコプターCH53Dが普天間基地に
隣接する沖縄国際大学敷地内に墜落し、沖縄国際大学のみならず周辺の住宅地域30
数箇所に機体の破片を発散させました。事故現場を訪れたが、事件状況からすれば大
惨事になりかねない事故状況であり、あらためて事故の恐ろしさに、沖縄県民は大き
な衝撃を受けていとます。
 私達はこれまで米軍基地の無条件返還を要求してきました。
 米軍はこの事故を受けて現場の封鎖を続け警察の現場検証を拒み続けただけで無く
住民に大きな不安を与え生活に大きな不便を生じさせている。
 それにもかかわらず、米軍はなんらの反省も無く飛行訓練を再開しており、私達は
米軍の対応に心の底からの怒りを禁じえません。
 普天間基地は米軍占領下で不法に民間地域に基地を建設したものであり、住民地域
にある最大の欠陥基地であることは言を持ちません。
 私達は日米両政府に対してこのような事件が起きた以上速やかに普天間基地を撤去
するよう強く要求するものです。日米両政府は基地の危険性を認める一方、名護市辺
野古沖への代替施設建設を進めていますが、それは、基地の危険性をたらい回しにす
るものにほかならないことは今度の事件でも明らかです。
 私達はこのような計画をただちに撤回し、普天間基地の即時無条件返還に取り組む
べきと考えます。
 アメリカは今度海外基地の再編を行い軍隊を引き上げを予定しているとのことであ
ります。
 私達は今度こそ、この機会に、決意を新たに沖縄米軍基地の見直しをすべきである
と考えます。
 そのために、普天間基飛行場の即時無条件返還を求めます。

2004年8月16日

那覇防衛施設と局長 殿
外務省沖縄事務所長 殿
米国総領事館    殿           沖縄戦記録フィルム1フィート運動
の会
                         副代表   福地 ?昭
                         事務局長  中村 文子
                         運営委員会  一同