From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Sat, 14 Aug 2004 00:30:24 +0900

Subject: [keystone 9129] 阻止行動117日目
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8月13日(金)
・防衛施設局は来ませんでした。

台風も過ぎ去り、テントの設営をして、久しぶりに漁港入り口での座り込み。

午後2時30分。
那覇に帰っていた人から突然の電話。「晋君、今、ヘリが墜落した!!ヘリが!!沖
縄国際大学に!!」と緊迫した深刻な声で。「一体どうしたのか!?」状況が読み込
めず、何度か聞き返します。
状況をやっと理解し、すぐに座り込みに知らせる。テレビをつけると緊急ニュースで
「沖縄国際大学敷地内に米軍ヘリ墜落」と流れる。現実だ!これが沖縄だ。
現場に飛んでいる記者の人達や近くに住む人達からの情報をかき集める努力をするの
ですが、とにかく情報が錯綜している。

午後3時の報告。
「普天間基地所属の米軍ヘリが沖縄国際大学に墜落炎上」
今、必死になって記者などに問い合わせ、情報をかき集めていますが、状況は以前と
して混乱しており、はっきりしたことがつかめていないのが現状です。
現在分かった情報によると、
午後2時25分頃にトラックがぶつかるような大きな衝撃音が響き、見てみると沖縄
国際大学から黒い煙が上がっていた。
墜落したヘリは普天間基地所属のCH53大型の輸送へりであると確認。米軍も認めて
いる。
死傷者が出ているかは以前不明。

最終的に死者は出ていなく、負傷者は米兵が3名、内1名は重症。ということ。
夏休みじゃなかったら、場所が少しづれていたらどうなっていたのか!!
座り込み終了後に墜落現場に駆けつけた人から受けた連絡では「米兵達が校内、道路
を占拠している。とても許せない!!」との内容でした。
ものすごい沖縄に対する差別が渦巻いています。米軍が介入して校内の封鎖、道路の
封鎖という権利はどこにあるのか。法律的な根拠を含めて調べなければならない。
いつおこってもおかしくなかった。こういう事故が起きることは必然です。多くの
人々に実感がなかった。普天間基地は今すぐに撤去しろ!!もう「約束の日」は過ぎ
た。こんなことは絶対に許されない!!許さない!!
辺野古の基地建設も沖縄の全国の米軍、自衛隊の基地の全てを撤去させなければなり
ません。
沖縄国際大学の学生たちは私達と共に声を上げてください。この状況を変えうる力が
私達にはある。普天間基地を撤去させよう!!

今日の沖縄の新聞には那覇防衛施設局のボーリング調査に関する意向が西防衛施設局
局長の記者会見を通しての取材で載せられています。
それによると、
「”年度内の執行が行政機関の責務だが、事案の性格によって(年度内実施)守られ
ないとき、それが行政が怠ったといえば、必ずしもそうでわない”と延べ、当初計画
していた来年三月までの調査実施が来年度にずれこむ可能性を示唆した。」

・地元説明会に関しては
「”開催自体を決めたわけではないが、県、名護市と具体的に相談しながら、地元の
人々に納得いただける手立てを考えたい”と延べ、地元説明会開催に向けた具体的な
話し合いを進める考えを示した。」

・現地(辺野古)視察
「”現場を見ないといけないが、地元で(座り込みの)反対運動がある中、あまり刺
激してもいけない。これからの機会を見たい”と延べ、当面は訪れない姿勢だ。」

・金武町都市型訓練施設建設
「”県、金武町、伊芸区に説明する努力を重ねてきた。地元には米側が安全対策、環
境対策、騒音対策を講じていることを説明したい。”と延べ、建設を容認する立場で
地元への理解を求める考えを示した。」

・米軍再編の米側の提案について
「”日本と米国の仕事の仕方に大きな違いがある。米国は地元調整なしに考えたこと
を打ち上げて議論を始める。日本は地元調整から初めて最後に公表する。米軍の再編
でいろいろな形での意見が出ているが、決まったものはないのが実態だとすいそくし
ている。変更がない以上は(普天間飛行場代替施設の移設計画も)変更はは生じてこ
ない”と延べ、正式提案はないとの見方を示した。」

という一連の見解を示している。辺野古基地建設に関してもなんら姿勢に変わりはな
いと鮮明にしている。金武町に関しても「容認する」立場で理解を得るという。
施設局が言っている「地元説明会」は悪魔で反対派を入れない方向で動き出してい
る。つまり「地元説明会」でもなんでもないのです。ただ、やったという口実が欲し
いだけ。
「来年にボーリング調査を延期する」だと。私達は座り込みを続けたくはない。今す
ぐにでもボーリング調査を中止し、基地建設の白紙撤回をするように那覇防衛施設局
に求め、全国からの声を集中させましょう。
基地建設は絶対にさせない!!