From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Wed, 4 Aug 2004 22:15:48 +0900

Subject: [keystone 9069] 阻止行動108日目。県民会議、ヘリ基地反対協の要請行動。国会前座り込み三日目。辺野古の夜。
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8月4日(水)
・防衛施設局は来ませんでした。

今日はヘリ基地反対協、県民会議が「100日集会」の決議文を持って、名護市、県
庁、米総領事館、防衛施設局の四箇所で要請行動を行いました。
・県庁では知事公室長代理のギマさんが対応。
「上に渡します」ということ。
知事公室長が会えないことに関しては「金武町へ調査に出かけている」とした。
・防衛施設局では土木課長補佐が対応。
こちらも同じく「上に渡す」ということだけ。
施設局長、土木課長が変わってから初めての要請行動でしたが、課長補佐が対応を行
いました。いつもながら失礼な対応です。
・米総領事では総領事の「トーマス・G・ライト」が対応。
地元から直接の訴えということもあり、領事本人が出てきて対応を行った。こちらが
どんな出方をしてきているのか確認しておきたかったというのも少なからずあったの
かもしれない。こちらに対し「意見を聞きたい」と話を持ちかけてきたということで
した。
・名護市は末松助役が対応。
末松助役は本当にいつも失礼な対応を行ってきました。
「名護市としては七項目(名護市が基地建設に伴う、飛行機種の制限などを求めた条
項)を求めていくだけだ。」と言う。飛行機種の制限なんてことは米軍が絶対に認め
ない。その七項目がもう実現不可能なことは誰もが知っていることです。
「実現可能だという根拠はなんなんだ。」と質問すると、「国と県、市の合意文書が
ある。」と末松助役。しかし、合意文書には米政府の名前はなかった。これに対し、
末松助役の答えは「大臣(日本政府の)の名前があるじゃないか」とお粗末なものでし
た。

とにもかくにも無礼な対応しかしないのが今の国、県、市です。しかし、「基地建設
を100日間阻止し続けている」ことを突きつけたことは大きなことだったと感じま
す。

座り込みにはたくさんの人達が訪れていました。
東京方面から来た人々は「必ず国会座り込みに行く」と約束してくれました。

・国会前座り込み三日目・・・

その国会前(衆議院第二会館前)では今日も座り込みが続けられています。朝、8時か
ら10名ほどが座り込み、午後には20名、3日目の延べが50人ということです。
今日は喜納昌吉が歌いにきたと報告がありました。


・辺野古の夜・・・・
午後8時、急に命を守る会事務所の上を米軍のヘリが飛び回り、プロペラの音をがな
り立てはじめました。その間の報告。

現在、午後8時26分。報告。

午後8時頃から急にヘリの爆音が鳴り響き、騒音で守る会事務所が揺れています。
びっくりして、浜辺に行ってみると、「タタタタンっっっ!!!」「ズバババババ」
「ガガガガガガガ」「ドンっ!!」といったかなり大きな銃撃音が鳴り響いています。
実弾ではないと信じたいところです。
海上には少なくともゴムボート3隻が停泊しています。1隻は海上を走り回っていま
す。
ヘリは少なくとも3機が飛び回り、爆音がひどく感じます。
とにかく暗く、何も見えないため身の危険を感じて、守る会で待機しています。

新聞社には連絡を取ってこちらに向かってもらっています。

演習などに詳しい人に連絡をとってみると、
現在、米軍は「ブルービーチ」を中心に円雌雄行っている。
銃撃音は実弾ではないと思う。基地内といえど駐留軍として実弾の使用は難しいだろ
う。
しかし、何があるかわからないのも事実。無理はせず、状況を把握し、現場を離れる
ことをしたほうがいい。
とのこと。


午後9時45分報告。

8時30分頃にタイムス、新報が取材に訪れ、「今は銃撃音はない」と聞かされまし
た。
9時頃に取材が終わり、新報の記者さんから「今、浜辺にエンジン音が響いています
よ。」と連絡がある。
行ってみると、数台から発せられていると思われるエンジン音が鳴り響き、相当な騒
音となっていた。
全エンジン音が遠ざかっていくのを感じ、そのライトの方向からブルービーチ、レッ
ドビーチに向かっていると思われます。
辺野古の浜辺には蛍光塗料のような、放射性物質のような青い光が点々とあり、動い
ていました。どうやら米兵達が見送りに来ていたらしい。
青い、光りは服から発せられているようです。あの服は夜間の演習用のものだろう
か。
9時30分には浜辺も海も引き上げていくことを確認し、私達も引き上げました。

イラクでの夜間ゲリラを想定しているのだろうか。今、辺野古の問題で手がいっぱい
でイラクの問題、現実的に米軍を阻むということが出来ていないことに歯がゆさを感
じるところです。
それが辺野古の問題から出発していくことを実感しながら、されど歯がゆさを感じて
います。

現在もなお、ヘリが数機上空を飛びまわっています。辺野古の上空侵犯だ!!