From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Tue, 3 Aug 2004 23:18:28 +0900

Subject: [keystone 9063] 阻止行動108日目。国会前座り込み!!!
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8月3日(火)
・防衛施設局は来ませんでした。

・国会前座り込みは・・・

国会前座り込み行動は二日目になりました。
夏芽さんは今日の行動を終えた後、沖縄へと戻ってきます。
午前7時30分、昨日と同じように街のメンバーがヨッシーを中心に歌を歌ってア
ピール。
午前7時55分夏芽さんが国会前に到着。この時間には30名ほどが座り込んでいま
す。
ぞくぞくと人が増え、午後までには100名を超えます。
話を聞いたところによれば、8割は20代〜30代の人達だったとのこと。「駅前で
ビラを受け取って、話を聞いて、来ました。」という人や、「命を守る会で話を聞い
て、何かをしなければと思いました。」という人、「平和学習で辺野古に行きまし
た。その時のことが衝撃でここに来ました。」という人も。
命を守る会の8年間は見事に身を結び始めていると感じています。
「東京にいてもどうしたらいいのか分からない」「一人で行動する勇気はないし」
「思いは強いが生活があり、行動が出来ない」という人達の思いを大きくつないだ行
動になっていくように思います。

基地建設問題や戦争に繋がる問題で行動することに全てを賭けられる人がいればそれ
が出来ない状況にある人ももちろんいます。こういう行動が継続して行われことは多
くの人達をつなげ、希望を見せていくのだと思います。

午後3時頃に夏芽さんから僕に電話がありました。
「晋くん、とってもうれしいことがあったから電話したんだ。街の人達の決意を聞い
たかな??」
「いいえ。」と私。
「国会前に基地建設計画が白紙撤回されるまで毎日座り込むと言ってくれたんだ!!涙
が出るほどうれしかった。」と夏芽さん。
私はそう言ってくれると信じていました。本当に始めるということに驚いていないと
いえば嘘になりますが。
辺野古だけを現場だと読んでしまうこと。それは明らかに間違っています。自分が生
活している場、それが一人一人にとっての「現場」ではないでしょうか。
生きるために生きようとすること。その当たり前が通用する場所へと変えるには自分
の現場で精一杯行動することなのだと感じています。
人がくわを持ったときから運動はある。誰かがそう言っていました。決して、特別な
ことが辺野古に存在しているわけではないということ。それぞれの身近にある問題な
のだということ。
地域の中で、そして根本のある国会の前で。生活から一歩飛び出し、国会前に行きま
せんか。
私も防衛施設局を止めるために一歩踏み出しました。そしてそれはここのおばぁ達
も。基地建設を止めるために。その勇気をもう少し下さい。

・辺野古は・・・
防衛施設局は今日も来ませんでした。
今日も100名を越える人達が座り込みに訪れ、にぎやかになっていました。
午後、「米軍が演習を始めた」との連絡が南部から入り、緊迫。
辺野古の海上に米兵が乗ったゴムボートが現れ、キャンプ・シュワブの砂浜へと上陸
演習をはじめました。
これまで自粛をしていた米軍でしたが、辺野古でも演習を日常化されつつあります。
イラクの情勢が刻々と動き出していることを実感する毎日です。
上陸を終えた米兵達は警戒体制をとり、銃口を四方八方へと向け、警戒。
シュワブ内のヘリパッドでは機関銃の実弾訓練と思われる単発音が20分ほど続いて
いました。
午後6時頃に演習が終わり、米兵達はシュワブ内へと引き上げていきました。

彼らの人格はイラクに行くまでに破壊され、イラクの人々を殺戮する兵器として沖縄
を飛び立つ。こんなことがいつまでつづくのか。
今、立ち上がらなくていつやるのか。
私達は石油のために血を流すようなあり方の世界の根本を変えなくてはなりません。
私が出来ることは辺野古の基地建設を止めること。生活の中から自分を変え、世界を
変えなければ。

こうしている間にもたくさんの人達が殺されています。私達が生きている日本は自衛
隊をイラクに駐留させ、イラクの人々の手で2人の日本人を殺させました。
戦時下だということを認識なければならないと感じます。
私達の手で変えましょう。この世界を。