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Date: Thu, 22 Jul 2004 22:18:42 +0900

Subject: [keystone 9004] 阻止行動95日目
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7月22日(木)
・防衛施設局が午後3時30分にきました。

防衛施設局は午後3時30分に施設局員7名、業者が2名、運転手が2名、レンタ
カー2台で来ました。
「ボーリング調査は護岸工事のためで本体(基地)工事とは違う」と施設局側は言い続
けています。子供だましみたいな話です。「護岸と基地建設とは違うからボーリング
はしても構わない」なんて通らない話です。
護岸とは海上基地建設においてはまずやらなければならない重要なポイントです。
台風がまともに当たる沖縄では普通の家の維持をするためにも対策をします。当たり
前のことです。基地にも必要以上の護岸が必要だということです。
その護岸とはどんなものなのか。ただの護岸ではありません。
ケーソンといって台形の形状をしたブロックを海に配置とます。これが台風対策、護
岸の本体です。これは高さだけでも海上から30メートル以上になるといわれていま
す。さらにそのケーソンを支えるために海底に100メートル以上の埋め立てをする
と言われています。ケーソンは幅が40メートル以上もあると言われ、ヘリパッドや
弾薬の積み出しも行われるものになるのではと思われています。
こんな巨大なものを「基地建設とは関係ない」だとか「ボーリングはやっていい」と
かいえません。むしろ、それこそが「基地」です。

今日、防衛施設局の対応をしたこちらの代表者はその論議を防衛施設局側にしたとい
うことですが、「護岸工事と本体工事は違う」という防衛施設局。とんちんかんや
な。
午後4時30分に引き上げていきました。

座り込みが終了後、午後6時よりNHK沖縄で「離任する、岡崎那覇防衛施設局長が初
めて座り込みに関連して発言」というニュースが流れました。

・ボーリング調査が反対派住民の座り込みによって止められていることに関して。
岡崎防衛施設局長「県、市と共に諸課題、手続きを踏んだ上での調査であるが、反対
している住民によって座り込みが行われ、調査が止められているということです。座
り込み参加者に対する話し合いはこれからも持ち続けたい」

・県民会議、反対協が求めている「公開質問状」に対しては。
岡崎防衛施設局長「県民会議等から求められている公開質問状に対する文書回答は進
めている」

無責任に離任する人の言葉を信じろという方が無理があると感じています。
「話し合いをする」?話し合いをしにきたことがあるのか。一方的に「基地建設は進
める」と言っている人達の言葉とはとうてい思えません。ただ、防衛施設局の方針と
して"長期戦"に持ち込もうとしているのは確かです。
県民会議とヘリ基地反対協が出している公開質問状は「住民説明会をするのか否か」
についてです。
2ヶ月前から口答でこれまで回答しようとしてきた防衛施設局が文書回答せざるを得
ないのは県民会議と反対協の継続した要求があったからだと感じます。

今日、防衛施設局が座り込みに来たのはこの離任する施設局長の会見にともなう施設
局のポーズなのでしょう。
4月19日から毎日のように来ていた和泉課長も現在の役職を離任します。防衛施設
局長には「西」という人物がなるとのこと。
沖縄を汚し、潰そうとする人ほど「出世」する。こんなこの国のあり方は間違ってい
る。本当に腹が立ちます。