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From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Tue, 20 Jul 2004 01:02:59 +0900

Subject: [keystone 8992] あきちゃん日誌、座り込みに参加したその後。
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・座り込みに2ヶ月間参加していたあきちゃんが大阪に帰って、その後をどう感じて
いるのか書いてくれています。あきちゃん日誌より皆様に配信いたします。
(辺野古シン)
「大阪」

無事、大阪に帰ってきました。
本物の親父には抱きしめんばかりに迎えられ、ちょっとほっとしました。
おかんには、「あんた何も変わってないやん。まったく化粧っけないし。
もうちょっとあかぬけて帰ってくると思ってたのに。」
って・・・辺野古にいてあかぬけるわけないやん、おかん・・・。
いきなりけちょんけちょんに言われて、ちょっとショック。
あ〜やっぱおかんやなって思いました。

大阪に降り立って、鉛色の空と相変わらずの町並みにちょっとどんより。
でも、何か希望もわいている。
あせらずに、ひとつずつ種をまいていこうと思う。
昨日はそっこーおかんにしゃべりまくってしまった。
いきなり堰を切ったように、溢れんばかりの気持ちを話し出す娘にきっと驚きながら

ひとつずつ冷静に受け止めようとしてくれた。
将来のことも決めずに、沖縄へ行き、その間、陰ながら援助を続けてくれた。
私にとって大事な時間なのだと信じて。
ほんとに感謝しています。
ありがとう。
でも、「あんた、車の免許が取れたらまた戻るの?」
って、ずっこけるわ。ちょっとうれしいけど。
でも、やっぱり私が考えてきた核の部分は伝わりきらない。
また戻るの?とかそんな簡単なことじゃないんだ。
おかん、ほんとはあなたにも辺野古を見てほしい。
辺野古の人々と出逢ってほしい。
私の中の言葉では言い尽くせないほどの感謝の気持ちと幸せな気持ち。
私が言っていることを頭ではなく、心でわかってほしい。
今、頑張って生きているというなら、それが沖縄と繋がらなければならないと思う。
そのために、これからもゆっくり話し合っていきたい。
そして、いつか一緒に辺野古を訪れさせてもらえる日がきたらいいなと思う。


この三日間、日記を書けていなかった。
でも、すごく濃密な時間を過ごさせてもらった。
9日のデモでは、歩きながら、辺野古での2ヶ月間を思いかえし、
どうしようもない感動と、うれしさと、悲しさでいっぱいだった。
「大阪で頑張ってね。でもまた来てね。」
という言葉が重くて、うれしくて、幸せでほんとに涙が出た。
そのことがずっとずっと心の中にある。
私はここにいるんだと初めて思えた。

これからの私の生き方を、誰でもなく、私が一番見ている。
地に足をつけて、前を向いて歩いていきたい。
だって辺野古にはたくさんの尊敬すべき人たちと仲間がいるのだ。