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From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Sun, 18 Jul 2004 17:58:18 +0900

Subject: [keystone 8988] 阻止行動90日目。
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7月17日(土)
・防衛施設局は来ませんでした。

今朝の新聞で「在日米軍の再編をめぐる外務・防衛当局による日米審議官級協議」に
おいて米側の意向が伝えられたと報じた。
@在沖海兵隊の一部を「キャンプ富士」(静岡県)「キャンプ座間」(神奈川県)に分散
移転。
A米海軍厚木基地を岩国基地などへ移転。
B第13空軍司令部(グアム)を横田基地(東京)の第五空軍司令部へ統合。
C米陸軍第一軍団司令部(ワシントン)を「キャンプ座間」(神奈川県)に移転。

・辺野古基地建設について、「普天間飛行場移設問題の打開策として、現行の移設計
画の一部見直し、工期を短縮する案が有力。」としている。

さらに辺野古の基地建設について日本政府は「本当に受け入れられるところがあるの
か、米側も徐々に分かってきた」などと取材者に述べている。どういう意味なのかは
聞いての通り、「新基地建設は沖縄以外では受け入れない」ということです。
なんなんだ!!沖縄を今まで以上に差別して、犠牲にしてまた侵略をするための島とす
るというのか。大和がしてきた多くの許されない罪をなぜまた繰り返す。この国はお
かしすぎる。絶対に許されない!!
この報道でわかることは「日米の結論が出た。」ということです。辺野古の基地建設
は強行するということです。実質のGOサインを出したといわざるを得ない。緊張が高
まります。
それがどの時期になるのかは分かりません。
「工事の一部の見直し」は、計画においての"民間"(辺野古基地建設は知事の要請で
軍民共用としている)の部分を削除することになるでしょう。そのことではさほど時
間はかからないはずです。「基地建設工事期間の短縮のための見直し」いかに米政府
があせっているかが伺えます。
ものすごい怒りを感じます。
しかし、今の危機的な状況はイコール基地建設を、戦争へ行こうとする世界を止める
チャンスなのだと思います。

座り込みは、午前中が定例の「土曜集会」。
この記事のことなどについて話が出ていました。しかし、座り込み参加者はまったく
もって意気消沈することもなく、幻想を持つこともなく、「私達は基地建設がなくな
るまで座っているだけだ」とゆるぎなく座っています。ある人は「ここが、座ること
が私の生活。ここにいるからこそ、本当の幸せ、厳しさを感じることが出来る。ここ
が私の生活。」と言う。本当にすばらしい言葉だ。
昨日の一日の集会についての報告もありました。

・防衛施設局の申し入れでは。
先の参院選で当選した糸数慶子さん衆議院議員の赤嶺政賢さんが県民会議、ヘリ基地
反対協の申し入れに同行しました。
いつもは事務局の田那さんが対応するのにこの時は局長の次にえらい「部長」が出て
きました。国会議員が出てきたということでいつもの対応とは違うのだと思うと、ど
こか腹が立ちます。しかし、局長はやはり対応に出ない。
前回から求めている県民会議の「公開質問状」の文書回答に対して「そんな前例は今
までにない」と施設局側。
県民会議は「住民説明会を開くか否か」について2ヶ月前から質問を求めている。し
かし、施設局側は「口答」での回答という失礼極まりない対応をしています。そのた
めに何度も県民会議は施設局を訪れ毎回「文書での回答」を求めています。
国会議員が来ているのにもかかわらず「前例がない」と文書回答を拒否した。「前例
は作るものだ」と反論したが、またも互いの了解の上で7月30日の回答となった。

・県知事への申し入れ。
先ほどと同じく、国会議員の同行のもとで県知事への申し入れのため面会むを求め
た。が、県知事は出てこず。「基地建設の白紙撤回を求める」趣旨で文書を渡しまし
たが、「上、県知事に伝える」としただけである。

・午後6時30分より県庁前で全体集会。
参加者は全体で200名ほど。集会が進むにつれ徐々に増えたとのことですが、正確
な情報は得られず。
国際どおりでデモ。マキシウガンまで。150名で始まったデモで、とても驚いたの
が沿道で「カメラつき携帯」をいじっているニセーターや年配のおばぁ、中年の男性
などとにかくたくさんの人達が途中から加わったとのこと。イラク反戦デモで国際ど
おりを歩いたときに沿道の人達が次々と入った来ましたが、まさにそういう状況なの
でしょう。