X-Original-To: kaymaru@jca.apc.org
From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Wed, 30 Jun 2004 20:23:15 +0900

Subject: [keystone 8932] 阻止行動74日目
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org

6月30日(水)
・防衛施設局は来ませんでした。

サンゴ礁学会国際シンポジウムが続いているせいか防衛施設局は今日も来ませんでし
た。
サンゴ礁学会に参加されている人の中から今日は「フランス、イスラエル、アメリ
カ、クウェート、タイ、オーストラリア、プエルトリコ、バミューダ」からの人達が
座り込みに訪れていました。本当に世界中からだなー。

「座り込みに世界中の人が参加していますよ!」おばぁ達に声をかけると笑顔で命を
守る会事務所から出かけていきました。
座り込みはおばぁ達にとって良い出会いの場であり、気分転換にもなっているようで
す。ただ、闘いの場であったらつらい状況があるかもしれませんが、来る人にとって
大切な出会いの場となっていることはとても喜ばしいことです。
世界中の人達が集って出会える場所などあまりないと思います。
事務所で92歳のヨシおばぁが言っていました。「わったーは正しいことをしてい
る。それは誇り高く言うさ!見てごらん!!座り込みには日本中、世界中から人が集
まって座っているさ。それがわったー達の正しさの証明になっている!!わったーは
はっきり言う!基地反対と!!」と。人が集うことは大きな力となります。70日間以
上も基地建設を阻止している力、おばぁの言葉に集約されています。
おばぁって超かっちょいいーー!!

今日のお昼の団結弁当は豪華にチラシ寿司。「この闘いの勝利を祝って」ということ
だそうです。今日こられなかったひとは残念。

しかし、そんな中、中城湾港を取り上げた記事が朝刊に載りました。
題名は「普天間代替作業ヤード・中城湾港など使用・施設局、県に正式打診」という
もの。
基地建設のための作業する、または資材を置く場所は広大な敷地を要します。そのた
めに国は現在「軍港になるのでは」と危惧されている辺野古キャンプシュワブの真横
大浦湾埋め立てを決めています。
さらに新聞では辺野古地先にも「埋め土置き場」の設置し、そして沖縄の中・北部に
ある中城湾港埋立地の使用を決定しています。
すでに中城湾港にはボーリング調査で必要とされている機材の搬入をしていて、基地
建設のための大きな役割を担っています。

具体的に。
・中城湾港は護岸ブロックの政策場所・資材置き場作業ヤード。
・大浦湾にはコンクリート製箱状大型護岸ケーソンの政策場所
・辺野古地先を埋め立て土砂保管場所
として決めました。

原が煮えくり返っておさまりません。ついに国は基地建設の具体的な方針と行動を
もって動き出してきています。
「こりゃぁ南部の人達にがんばってもらわなきゃならんねぇ」とおばぁ達が訴えてい
ます。
金城祐治さんは「徳川家康がやったように外堀を埋めてきているように感じる。」と
話しています。
島ぐるみで闘わなければならない状況が来ています。国に、防衛施設局に大和から声
を上げなければなりのせん。止めなければなりません。日本中、世界中からこの状況
を変える力を呼び起こしましょう!!

・今日のかんきちさんは・・
県庁前で「基地建設阻止座り込み・・日目。座り込み参加者募集。」の看板を持って
訴えているかんきちさんは。

「今日は喜納昌吉の演説会があってごった返していたよ。人が集まっていたんでそれ
にあわせて他の候補の人なのかな?ビラを配っていて、こっちが配る気にならなかっ
たよ。それでもあの見えないような中で、おじさんが僕のビラをもらいにきて"座り
込みいくからね。場所を知りたかったんだ。"と言っていた。他にも小学生が"辺野古
がんばれ"と声をかけてくれた。"知っているの"と聞くと"知っているよ"と答えてく
れた。」
電話で話してくれました。
本当にすばらしい出会いが生まれています。うれしすぎます。