From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Fri, 11 Jun 2004 17:02:01 +0900

Subject: [keystone 8836] 責任放棄の施設局。阻止行動54日目
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6月11日(金)阻止行動54日目

平良夏芽報告>
6月11日(金)午後1時頃から辺野古があわただしくなってきました。名護署の車
両が6台も入り、いつもの仲村警備課長が「そちらが勝手に撤去したのだから、法的
な手段がとられるかもしれない。そうなれば動かざるを得ない」といやらしく語りか
けてくるのです。
弁護士と連絡を取りつつ、多くの仲間に緊急招集がかかりました。みんなが集まりつ
つある中、2時前に2台の車に乗った防衛施設局がやってきました。激しく衝突する
といけないので、今日も座って話し合うことにしました。こちらが座るように促す
と、和泉課長は「いや、今日は立ったままで」と言ったのですが、こちらが座るとい
やいや歩道上に座り込みましたが、後ろにいる若い人達は立ったままでした。
開口一番、和泉課長は「昨日、みなさんは防衛施設局の許可なく、勝手に作業ヤード
の柵を撤去しました。台風も過ぎ去りましたので、速やかに元に戻すよう要求しま
す」と、硬い表情で言ってきました。計画や思惑はともかくとして事実だけ確認しま
しょうということで、台風の風が強くなる中、色々あったがそのままでは飛んでしま
うかもしれない柵をそのままにして帰ったという事実は認めるか?という問いに彼ら
は、その事実を認めました。さらに、そのままでは風で柵が飛び、人的、物的被害が
生じかねないので、人道的緊急措置として、こちらが片付けたということを理解でき
ないか?これは違法行為か?と問いますと、そちらが人道的緊急措置として片付けた
ことは認めます。でも台風が過ぎ去ったのですから元に戻してくださいということに
なりました。
穏やかな具志堅さんが「そもそも順序がおかしい。あなたたちがやらなければならな
いことを私達がやってあげたのだから、『ありがとう』というのが最初だろう。話は
それからです」と説得すると、「あなた達がやったことはみとめます。お礼を言えと
いうなら言います。ありがとうございました」と和泉課長は認めました。その上で、
元に戻せと言うので「和泉さん、あなたが留守のときに台風がきて、あなたの家の戸
がバタバタいってたのをロープでとめてあげたら、台風が過ぎ去った後に、元に戻せ
と言うのですか?」と問うと、沈黙・・・。しばらくして他の施設局員が「いや、私
達は片付けにきたのにあなた達がじゃまをしたのだから、もとに戻せというのは当
然」・・・。とにかく話が平行線なので、「とにもかくにも、台風が近づく中、あな
たたちは人的・物的被害が予想される状況をそのままにして帰ったのですから、もう
ヤードについて発言する権利を認めません」と宣言して、話し合いを打ち切りまし
た。
かなりの緊張がありましたが、今日は無事に終わりました。と思ったら、米軍が浜で
大演習を始めました。上陸演習です。水陸両用車が10数台走り回っています。<平
良報告ここまで

米軍演習について富田晋報告>
防衛施設局がキャンプ・シュワブ内の施設に帰ったのもつかのま次は米軍が午後2時
から辺野古の海で演習を始めました。
沖合いには米海兵隊ドック型揚陸艦「ハーバァーズフェリー」が現れ、次々と水陸両
用戦車を降ろしていきます。その数15台。辺野古の浜辺に上陸しようとしていまし
た。座り込み参加者が浜辺に出て「GO HOME」と抗議の意思表示。
米兵は1台につき4人、5人乗っているだけでフル装備ではない。水陸両用戦車は装
甲板をつけ重重しい。ただ、その装甲板に外傷はなく、戦闘を行った形跡は見当たり
ませんでした。
はっきりしたことはわかりませんが、アジア地域の国々との合同演習を行って帰って
きたと思われます。
辺野古の浜に上陸する時に水陸両用戦車の1台が故障し、1台に牽引され上陸してき
ました。上陸する際に牽引ロープが切れ一時が万事に・・・座り込み参加者は抗議の
意味で喜びました。
2時30分には15台全てが上陸し、キャンプシュワブ内の戦車道へと入り消えてい
きました。
防衛施設局に警察その次は米軍。辺野古は楽じゃない。

イラクに出て行く米兵を、自衛隊を。フィリピン、世界中に出て行く米兵を、自衛隊
を止めなければいけない。