From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: "キーストーン メーリングリスト" <keystone@list.jca.apc.org>
Date: Sat, 8 May 2004 00:31:05 +0900
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Subject: [keystone 8663] 辺野古阻止行動18日目

5月7日(金)
今日も午前6時から座り込みを行いました。
座り込みは連日100名を超え、テントを建てている漁港入り口は常に人でいっぱい
になっています。党派を超え、違いを超え集まった人たちは座り込む自分達に誇りを
持っているように堂々としています。浦添から、糸満からニュースの一方を聞いて辺
野古へ飛び込んできた人達や、伊是名島で開発に反対して運動をしている人達も座り
込みに参加しています。日々、沖縄中から人が集まってきます。
しかし、一日でも早くこの状況が終わることを願っています。
ずさんなジュゴンを殺すための方法書を提示した防衛施設局は国内外から多くの批判
を浴びているのです。
韓国の駐韓米軍犯罪根絶運動本部の辺野古への連帯メッセージの中にはこんな一文が
あります。
「生命と平和を守ることは、軍事力、物理力はなくても、真理であり、真実であるが
ゆえに勝利するのです。米国がイラク戦争で没落しているように、暴力と軍隊を全面
に立てて、生命と平和を破壊する行為は必ず敗北するのです。」と。

韓国の梅香里(メヒャンに)は何十年にも渡る闘いの中で今、裁判にも勝利して死者ま
で出した米軍による実弾爆撃演習を廃棄するに至っています。韓国政府が総力をあげ
てメヒャンニの人々の思いを潰そうとしたにもかかわらずです。
今の辺野古の状況はまさに人々の「真実、真理」を問う闘いです。
私は問い続けたい、人の真実とはなんなのか。大和は沖縄とどうかかわるのかを。ア
ジアの人々とどうかかわるのかを。
8年間辺野古のおばぁ達を座らせ続けてきた私達の罪を引き受けなければ「真実、真
理」は見えては来ないのです。

防衛施設局は辺野古住民を殺しに来ているのです。それを止めなければ殺し合いは終
わらない。
私は大和と沖縄、アジア、世界が本当の意味で分かち合い、助け合い、闘うのが今だ
と感じています。良心に触れる人達には今の辺野古に来て欲しい。来られずとも国会
の前に立って訴えて欲しいと思っています。

世界中からメッセージがたくさん寄せられ始めています。
米軍の演習場が島の3分の1を占めていて、その演習を停止させたビエケスから。さ
きほど書いたメヒャンニから。韓国の駐韓米軍犯罪根絶運動本部から。ハワイの沖縄
人の大学生から。そして日本中の沖縄へ思いをはせる人々から。

そんな中で午後3時30分またも防衛施設局は漁港に来ました。
いつもの和泉課長が形だけの「退去」の申し入れに出てきます。こちらの代表者が対
応。
話はえんえんと1時間つづいたのですが、その中で。
山内徳信さん「和泉課長はここに基地を作ることをどうおもっているのか。ここにい
る人達を殺そうとしているのですよ。」
和泉課長「私はポリシーを持って・・・・」
夏芽さん「和泉課長は今、ポリシーとおっしゃった。そのポリシーを私達に教えてい
ただきたい。」
和泉課長「・・・・・」
夏芽さん「国益ですか。」
和泉課長「そうです。」
夏芽さん「国益のためにここの海人を住民を殺すというのか!あなた方はこの沖縄か
ら逃げられるかもしれない。しかし、ここにいる人達はここで生まれて育った。ここ
から逃げられないんだ。そのことが分かりますか??私達は逃げられないんだ!!」
山内さん「あなたは今、国益だと言った。国益というのは戦前にも使われていた言葉
ですよ。戦争に行って国益のために死んで来いと使われた言葉ですよ。今の発言はそ
ういうことを言っていると認識しているのか。」
和泉課長「・・・・・・」
その後も続きましたが、夏芽さんが「和泉課長、防衛施設局の皆さん。本当の意味で
この沖縄を防衛しましょうよ。」と言って握手した。防衛施設局員は苦笑いを浮かべ
ていた。4時30分になっていました。

参加者に報告して、おばぁ達にもビデオを見せる。山内さんの「団結小屋に行ってあ
なた方は8年間座らせ続けたことを詫びなさい。土下座しても足りない!!」との発言
におばぁ達の拍手喝采でした。
今日は感じとして「最後通告」だったのかも知れません。明日からも最大の緊張を
持って迎えたい。集まれる方は辺野古へ!!