From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: "キーストーン メーリングリスト" <keystone@list.jca.apc.org>
Date: Mon, 26 Apr 2004 18:42:59 +0900
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Subject: [keystone 8583] 040426辺野古阻止行動日誌


4月26日(月)
・午前に一度防衛施設局が来ました。阻止線をはり止めました。今日は引き上げていきました。

先週の月曜日、防衛施設局がボーリング調査を強行しようとしました。私達はそれを止めました。それから一週間が立ちました。1年にも感じる一週間です。
しかし、誰一人として光を失わず、体力を補い合い行動を続けています。その結果がボーリング調査をこれまでとめ続けています。
全国の意識ある人達の行動が県外のマスコミを動かし、「イラク人質事件」でかき消そうとしていたものをぶち壊し始めています。
1人1人の力が集まり形を作ろうとしています。しかし、まだまだ知らない人々が多すぎることも確かです。私達はさらに訴えを続け、広げなければいけません。
文章なら作れる、抗議なら行ける、街頭に立って訴えることができる、体なら動く。
できることの少し背伸びをしましょう。腰が動かない人が車に乗って毎日座り込みをしています。

・先週は午前5時30分に奇襲をかけてきたこともあって朝5時ごろから50人あまりの人達が事務所に集まりました。
座り込みが始まる頃には100人を超えていました。
午前9時に防衛施設局員が6名で漁港に入ろうとする。座り込み参加者は「鉄の鎖」を組み防衛施設局が突破してきた場合に備えます。警察は車両を5台に増やし、全員がカメラなどを持っています。あからさまな脅しです。「だからなんだ!!」と立ち向かう参加者。
こちらの代表が対応、15分ほど話し合いが続き防衛施設局員は帰っていく。
報告では前回、金曜日にきたときと同様だったという。形だけの「退去命令」をとり、私達に圧力をかける。「暴力的な反対派に追い出された」とマスコミにポーズをとる。しかし、向こうが「帰ろう」「帰ろう」とした。
私達の代表は引止め話し合いを求めた。マスコミの目を狙った行動にも完全にボロが出ている。こちらの迫力に圧倒されている証拠だ。

午後になり、「読谷村でジュゴンがあがった」との情報があった。「死んでいるのか、生きているのか」確認はとれていなかったのですが、すぐに「定置網で混穫されていたが海に離された」と良いニュースが飛び込んできました。
ジュゴンが危機にさらされているのにもかかわらずそれでもボーリングを続けるのか。許せません。

今日のニュースはもうひとつ名護市議会で臨時議会が開かれていました。内容は「ボーリング調査に関する住民説明会を開け」というものので反対した議員達が議会を動かすに至っていました。しかし、それを議会は僅差で否決。「住民への説明会をも開かせない」と国からの圧力がかかったのでしょう。「民主的な国」が聞いてあきれる。

しかし、どんなに理不尽な多数決で「社会的にボーリング」を認めても人として許せないことに行動することになんらかわりはありません。私達は座り込み場所から立ち退かない。
海人が海にも出られなくしているのは基地建設をしようとしている国であり、それを認めた県です。私達の生活を破壊しておいて「退去して欲しい」などとよくもそんな差別的な事を。
私達の力で基地建設を止めましょう!!!!