From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: "キーストーン メーリングリスト" <keystone@list.jca.apc.org>
Date: Sun, 25 Apr 2004 19:24:24 +0900
X-Priority: 3
Subject: [keystone 8577] 040425辺野古阻止行動日誌


4月25日(日)
今日、週休二日制の那覇防衛施設局は来ませんでした。

辺野古にくる人々は本当に忙しい中で切羽詰った中で訪れているのに、防衛施設局の職員は週休二日の上、辺野古に来ればふんぞりかえり、那覇やシュワブに帰ればゆうゆうと羽を伸ばして生活している。この差別は一体なんなのか、辺野古の人々はこの8年間眠れない夜を過ごしてきた。イラクの人々を殺すこととなんらかわりのない辺野古へのかかわりかた
なのだと思います。

この間、本当にたくさんの激励のメール、ファックスをいただいたり、寄付やカンパをいただきました。本当に感謝しています。座り込み行動にこられないたくさんの人々の思いがここにいるのだと感じられる一週間でした。本当にありがとうございます。

しかし、やはり重要なのは「継続」するということです。初日の座り込み集会で東恩納琢磨さんが「この闘いは継続こそが勝利だ」と言っていました。

やはりそこで必要なのは「人」です。おばぁ達の「足、腰」になる人が必要です。

政府は基地建設計画が始まってから8年間の私達の怒りに、おばぁたちの座り込みに
終止符を打つためにボーリング調査を強行しようとしています。もちろんそんなことでは倒れない意思を持った、おばぁたちの思いを受け継いだ私達がいる限り終止符なんてことはありえないのです。しかし、政府が「終止符」を打とうとしているということは私達が今、集うことによって「基地建設計画」そのものを破壊することができることに他なりません。

本来、日本国、米国の思惑では今頃「基地」は半分以上出来上がっているはずでした。そして天皇にそれを見せるはずでした。しかし、8年前おばぁ、おじぃの怒りが歴史を変えたのです。彼らのシナリオをぶち壊したのです。

私達がもしその思いを引継ぎ、勝とうとするならもう一度日米政府の描く歴史を変えてやりましょう。

今日は午後から「ジャン草ウォッチ」(ジャン草=ジュゴンの食べる草の調査)のためにたくさんの人達が訪れていました。報告では「ジュゴンの食み跡を発見した」ということだそうです。人間であれ、ジュゴンであれ、基地建設のない平和な生活がしたい。「基地建設さえなければ・・・」ジュゴンの叫び声が聞こえてきます。

その後は綿から種を取り出す「わたぬき」をして座り込みをしていました。「何もなければ本当に静かで平和ですね。本当に静かだ。」と参加者が言っていました。

海ではこめつきがにが海の泥をとり海をきれいにして、しおまねきが潮を招く。しらさぎが飛び、にわとりが鳴く。事務所にはマングースがあいさつに来る。カヨウノおじぃが「静けさこそが平和だ。」と言っていました。

防衛施設局さえこなければ静かです。

明日が山場と見ても良いでしょう。先週はマスコミ発表が「午前9時からの工事」で午前5時30分から強行しました。明日そういうことがないとは言い切れません。明日の集合は午前6時としますが、早いければ早いほど
良いでしょう。

多くの人達が集まることを願います。基地建設をとめましょう。未来のために。