From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: "キーストーン メーリングリスト" <keystone@list.jca.apc.org>
Date: Fri, 23 Apr 2004 20:37:57 +0900
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Subject: [keystone 8553] 040423阻止行動日誌 辺野古

4月23日(金)
・今日は工事はありませんでした。

今日も午前6時からの座り込みです。どしゃぶりのため、代表者と監視を置いて全員が事務所で待機。

午前の7時に旧の豊原の公民館に乗用車7台、2トントラックが1台、ユニック(クレーンがついた)トラックが1台きているとの情報がありました。

緊張が高まります。

漁港には防衛施設局の車両が2台、公安警察の車両が5台来ています。
連絡をみつにとりながらどしゃぶりの辺野古漁港を見つめます。

午前9時14分「白いヘルメットをかぶった作業服が漁港に向かっている」と連絡。
すぐさま待機している人達に連絡。40人が作業場の入り口に立ち「鉄の鎖」を組む。
漁港の入り口ではこちらの代表者が対応。

「作業場作りの邪魔になっているので退去していただきたい」と防衛施設局。「私達は調査を認めてはいません。容認できません、阻止します。」とこちらの代表者。その後、防衛施設局側は退去した。マスコミの目を狙ったものだろうか。私達は暴力的な人間に排除されたと。

しかし、「鉄の鎖」を作るときの早さはすごいものがありました。人の必死さが実践力につながっています。

その後も業者の動きが活発で何がおこるかわからない状況があり、緊張が抜けませんでした。

11時すぎになり、防衛施設局の動きがないので事務所で休む人達が増えました。監視活動をしている人達は気を抜けない状況が続き、大変な苦労をしている。「こなくなる」ということは今のところ絶対にありえないからです。

午後1時30分に辺野古についた○○さんに見張りの一人が指笛で挨拶をしようとした。しかし、緊張していたみんなは緊急事態かと走り出した。笑って警戒を解除。

午後1時35分、午前中に来た防衛施設局の車が再び近づいてくる。あわてて指笛と声でみなに合図をするが、最初ほどの緊張がない。それでも代表者たちが対応している間に「鉄の鎖」を完成させることができた。2度目の訪問である。訪問内容は、一回目とほとんど同一。住民たちと対話を持とうとしたが拒絶されたというアリバイを作ろうとしているのかもしれない。

土、日、月とまだまだ気が抜けない日々が続きます。

引き続き呼びかけます。こられる方は辺野古に来てください。手薄になればすぐにでも襲ってきます。今日も「雨」だったので動いたのかもしれません。

県民会議のみなさんは、昨日の県民大会の決議をもって、県庁と防衛施設局を訪問。

県庁では、「地域住民への配慮を行う」という協議書許可の条件が守られていないと詰め寄り、県担当者は言葉につまったそうです。そのやり取りで新しく発覚したのは、県が独自に行った専門家への聞き取り調査の結果を、河川課課長が4月15日に防衛施設局にもって行ったが受け取りを拒否されという。防衛施設局は、覆面学者の意見だけを尊重し、沖縄県が独自に聞き取り調査を行ったものを無視する形で着手届けを行ったことになる。県は、これだけ侮辱されてなぜ怒らないのか。

その後、県民会議のみなさんは、防衛施設局に申し入れに行き、入り口ですったもんだしたが責任者が出てこないので座り込みを開始。結局、午後3時ころに部長代理という人と広報課長が対応。

いろいろとやりとりがあったようだが、結局、調査を進めるという答えでしかなかった。緊張が継続される。