From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Sat, 11 Dec 2004 12:31:36 +0900

Subject: [keystone 10005] 辺野古より午後0時30分報告
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辺野古よりまこと。
午後0時30分報告。

今日は施設局の作業は行なわれていません。
つかの間の休息にみんな体を休めています。
一昨日、昨日の状況をまとめていませんので、簡単にまとめておきます。
11月9日(木)
施設局は前日の夜のうちに作業船に資材を積み込んでいて
午前8時に漁港から一斉にポイントに向けて出港しました。
海上座り込み隊は間に合わず、東端のポイントは完全に取り囲まれて、
3名が泳いで阻止に入りましたが多勢に無勢、殴る蹴る、沈めるなどの
暴行を受け撤退を余儀なくされました。
西端のポイントではなんとか先にたどり着き、作業船の接近を阻止に入りました。
そこでも激しい暴行を受けながらも、足場板の設置のみでボーリング機械を
上げさせませんでした。その暴行のなかで1名が腰を痛め病院へ搬送されました。
施設局は東端と西端のポイントに集中して他の2つのポイントではなにも行なわれて
いません。
東端のポイントでは丸一日作業をして機材の設置が完全に終わった状態です。

11月10日(金)
前日、奇襲された反省から午前7時になる前から海上座り込み隊は足場に張り付きま
した。
午前8時、施設局の作業船、警戒船が西端のポイントで作業を始めようとしました。
作業員は足場に横付けしている抗議船の係留を解こうとし、
それをさせまいとする座り込み隊に暴行を加えます。
そして1人の男性は後ろから引っ張られ体制を崩し、
単管に後頭部を打ちつけ意識を失い、病院へ搬送されました。
負傷者を出したため、すべての作業を止めさせ、
午前中に施設局のすべての作業船を引き揚げさせました。
負傷した男性は意識を取り戻し、精密検査を受け、
現在24時間の経過観察中です。

7日の事件の反省も無く、それどころか暴行は一艘激しさを増し、負傷者を出し続け
ています。
このようなことは決して許されることではない。
施設局員は、意識を失い生命の危機にある人間を前にして、人命救助どころか
何一つ行動を起こさなかった。
これが軍事基地の建設なのです!!
基地が完成し、戦争で無数の命を踏み潰すのみならず、
その建設過程においてさえ、人を殺すのです。人を殺しても動じない者のなす所業で
す。
私はどうしても激しい怒りと憎しみとを抱かざるを得ない。
決して、戦争と、戦争に繋がるすべて事柄を許しません。
私は大和の人間であるけれども、ウチナーの心である「命どぅ宝」この言葉を深く噛
み締めたい。
この闘いの中で決して人死にを出してはいけないのです。怪我人もこれ以上出しては
いけない。
そして人殺しの基地も造らせてはいけない。
そしてその実現のためにはもっともっと多くの力が必要です。
もしあなたが今、何をしようかと迷っているなら、お願いです。立ち上がってくださ
い。
あなたに出来ることを、あなたの居る場所で、あなたのやり方で、一緒に闘ってくだ
さい。
そして憎しみ合う必要の無い、本当の平和な世界を一緒に創り出しましょう。