県民に辺野古基地建設阻止行動への支援を訴える


 那覇防衛施設局は4月19日未明に、辺野古漁港からボーリング事前調査を強行してきた。私達はそれを非暴力直接行動で阻止した。以来、座り込み行動を継続して144日間事前調査を阻止してきた。

 9月9日、施設局は裏口入門的に佐敷町馬天港、キャンプシュワブ及び辺野古漁港の3地点から施設局職員や業者のダイバーそしてチャーターした漁船を繰り出し、ボーリングポイントの海底写真撮影と磁器探査を強行した。

 私達はこれに対し抗議船とカヌー隊で阻止行動を展開し、大きく作業を遅延させた。しかし、施設局は11月5日に事前調査を完了したとして16日から。サンゴ礁を破壊し、ジュゴンを追い出すボーリング調査を強行しようとしている。

私達は県内外から延べ約2万人の座り込み参加者によって作業を6ヶ月余り遅延させてきた成果に踏まえ、今後半年に及ぶこのボーリング調査を断固阻止する。

 小泉政権は1兆円規模の思いやり予算で、15年余りもかけて巨大な米海兵隊基地を建設し、水産資源が豊かな辺野古の海を不法、不当にも破壊しようとしている。

 米政府の海外基地見直し期にあって、普天間基地の早期閉鎖と辺野古基地建設計画の撤回こそ、県民の半世紀に亘る基地負担を軽減する方策である。

 辺野古のおばあ、おじいたちは8年間に亘って辺野古の海を守ってきた。名護市民は市民投票によって海上基地建設NOの審判を下した。そして、現在県民の10人中9人までもが辺野古海上基地建設に反対している。また、国内そして世界中の自然保護団体がサンゴ礁の破壊とジュゴン追い出しに警鐘を鳴らし、保護を訴えている。

 私達は世界中の人達と平和裡に暮らすため、人殺しの基地は絶対に認めない。自然豊かな辺野古の海とそれに連なる東の海の破壊も絶対に許さない。おばあ、おじいたちの8年間の苦しい闘いを引継ぎ、一緒になってボーリング調査に体を張って阻止する。抗議船とカヌー隊でもって、巨大な作業船に立ち向かい、1本たりともクイを打たせない。座り込み隊は海上行動隊を力強く支援する。

 県民の皆様へ訴えます。巨象に立ち向かうアリたちを支援してください。あなたもアリの群れに参加してください。沖縄の未来を決定づけるこの闘いにぜひご参加ください。


2004年11月15日

ヘリ基地反対協議会
命を守る会