公開研究発表会の報告
1998年の12月13日(日)に、本研究会の第2回中間報告兼公開研究発表会 がありました。修学院の山端自治会館という50人程度しか
入れないところでやったのであまり宣伝してませんでしたが、 来てる人はいつもとかわらないような人たちでした。だいたい30人くらいです。
でも、誰かの子供も何人か来てました。 プログラムはここにあります。 私も、WWWを保全活動に活かすという内容で発表したのですが、
あまりわかってもらえなかったようです。 また、 今回の中間報告の内容を文書でまとめたものは
非売品として会員に配られる予定ですが、ウェブ上では公開する予定です (ここ)。
以下にそれぞれの感想を書きます。
- まずはじめに本研究会の世話役である大阪府立大学の 竹門康弘さんが、今回の外来魚捕獲事業をはじめたいきさつやその意味について
話しました。最近ドジョウが捕れたそうです。これはすごいことです。
- つぎに、滋賀県立琵琶湖博物館の桑村邦彦さんが、 「えり網による魚類調査の長所と短所」というのを発表しました。 ピーターセン法とか言ってました。
えり網の長所と短所をわかりやすくまとめてました。 えり網は大掛かりなので、 個人でこのような活動をするときの方法についても知りたいです。
- 大阪府立大学の森川陽平さんが「深泥池における外来魚の生息状況(中間報告)」 というタイトルで発表してました。 今回の捕獲事業で採れたサンプルを研究室に持ち帰って実際に体長・重量を
記録してる人です。とてもたいへんそうです。ちゃんと成長曲線とかが 書いてあるグラフをもらいましたが、ちゃんと聞いてなかったので
よくわかりません。あまり思い通りにはならなかったみたいなことは言ってました。
- 次に、京都大学理学部動物学教室の中島みどりさんが 「深泥池におけるカメ類の生息状況(中間報告)」について話しました。
もともと今回の捕獲事業でこんなにカメはとれると思ってなかったらしいです。 クサガメのメスが少ないことについて桑村さんは、産卵のため上陸するので
クルマに轢かれてるかもしれない、といってました。私もそう思います。 クルマは人を殺すだけではありません。
- 次は、深泥池を美しくする会の伊藤昭雄さんのお話です。 伊藤さんは今回の捕獲事業では井上さんや田末さんとともに中心的な役割を
担ってきた人です。おもにえり網の運営上苦労したことについて話してました。 網にかかっていたルアーで怪我をしたこともあるそうです。
田末さんによると伊藤さんは魚釣りの名人だそうです。
- 西村弘子さんは現 深泥池を守る会事務局長であり深泥池観察会の代表
でもあります。きれいなカラープリント付きのレジュメをくれました。 今回の事業に参加して水のなかの生き物にたくさん会えて元気になった
といってました。自分の家でいくつか飼ってて近くの子供が見にくるそうです。
- 少し休憩があったあと、 高校生の山下大輔さんと中学生の山下容子さんの兄弟が話してくれました。 山下大輔さんは学生でありながら私がつぼあげに行くときにはいつもいました。
また、は淡水魚に関する造詣が深く、いつも感心させられます。 しかし、一番思い出に残ってることは、フナの卵まみれになった ことといってました。
- 次は
田末利治さんです。自分が話すことは聞かされてなかったそうですが、 まあ田末さんですからいろいろおもしろいお話をしてくださいました。
今回の事業に参加していろいろ変化があって楽しかったそうです。 そうですよね。これからの時代は自分の所属する一つの組織に 100%の忠誠を誓うのではなく、
一人一人がいろいろな組織・活動に加わっていく時代になるでしょう。 だからこそ自分の地域に関する活動が一番重要になるのは言うまでもありません。
- 私も発表しました。つまりこのウェブページのことについてです。 でも徹夜あけだったので自分でもなにしゃべったかあまり覚えてません。
守る会のホームページを紹介するの忘れてました。 WWWについての説明をもう少し丁寧にやればよかったかなと思います。
- 次は『トゲウオのいる川』という本を書いてらっしゃる森誠一さんです。 今回の捕獲事業とは直接は関係ないひとですが、
今回の取り組みを評価してもらうために呼んだそうです。 一般的な環境保全論(?)について言ってました。 昔の環境問題は自分とは関係ないとこで起こっていたが、
今の環境問題は自分に戻ってくるとか言ってました。 このへんの話をもう少し聞ければよかったです。 そこで、有機的な地域共同体が大切になるとも言ってました。
私も賛成です。現在の東京・国家・会社中心社会は 地域社会を破壊した上に成り立っています。そのなかで マスメディアが重要な役割を演じてるのは言うまでもありません。
また、バス釣りの影響評価や意識調査はやってるのかということも 言ってましたがだれも答えてませんでした。 あと、ゲリラ放流対策として教育の継続化というのを言ってましたが、
その前にマスメディアをどうにかしなきゃと思います。 今の世の中釣りといえばルアーをやるしかないような情報しか 接することができません。また、教育も一つの大きなメディアであるということも
わすれてはいけません。重要なのは子供のころから多様な情報に 接する機会がなければならないということです。 その意味では検閲などはもってのほかということがわかると思います
(ここ参照)。
- 最後は井上庄助さんです。井上さんは深泥池を美しくする会の会長でもあられて、 本研究会のなかでも一番年長者です。深泥池のパンフレットと美しくする会
20周年記念の冊子をくれました。20周年といっても1985年のことですので とてもながい活動です。さらに、井上さんは発足当時からの会長さんだそうです。
この冊子をみると、深泥池の村落は1965年当時でさえ300戸しかなかったそうです。 これが、現在ではどのくらいか知りませんが相当増えていることになります。
やっぱり古くから深泥池に接してきている人と近年急激に増えた人とでは 深泥池に対する意識が違うかもしれません。さらに昔は深泥池周辺の人は
深泥池なしでは生活できなかったと思いますが、今はそんな人はいないと 思います。今回の事業でも地元の人たちの参加者 があまりにも少ないのが気になります。
- 井上さんのあとに高橋さんが今回の結果をまとめる冊子について話しました。
- 最後に総合討論です。地下水がまだわかってないとかホルメディウムが なんたらとか竹門さんがみんなの質問に答えてました。
全体的な感想としては、もっとメモをとっとけばよかったなと思います。 また、ウェブページへの掲載という仕事をまかされているので
確認すべきところはしっかり確認をとっておくべきだとも思いました。
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